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かえで便り

クリニックからのお知らせや、現在流行している病気について、ホームケアの方法など、その時々の情報を載せております。
院内の掲示板でもご覧いただけます。毎月更新しますので、是非目を通してみてください。

2022.9第74(2022.09.16更新)

 8月末、外来小児科学会(福岡)にスタッフと共に参加してきました。そこで学んだこと、お伝えしていきます。まずは、睡眠の問題についての講演内容です。

1,思春期は、元々、眠気が強い時期だという前提があるが、それに加え、スマホ、通塾という社会的環境による睡眠不足が最近は影響が大きい。平日と土日の睡眠時間の差が2時間以上あれば(休日の朝、いつもより二時間以上遅くまで寝ている)、慢性的な睡眠不足ということになり、その場合は30分でも毎日の就寝時間を早くするようにしていく。睡眠不足が連日続くと、睡眠負債という状態(休日にいくら長く寝てもリフレッシュできない)になり、治すのに半年はかかる。推奨される睡眠時間は、学童9~11時間(7時間~12時間)、思春期8~10時間(7時間~11時間)。個人差がある(カッコ内の時間参照)ことに注意が必要。
2,全年齢を通して、良い眠りのためには、活動的な昼間の行動が大切。不規則な生活リズム(夕食、入浴、就寝のリズムが一定しない)や、就寝前の長時間のメディアの使用により、寝つきが悪くなったり、夜響症になったりする。就寝前の2時間以上の視聴は強い光を浴びるので控える。
3,乳幼児期の睡眠問題は、その後のADHD(注意欠陥多動性障害)やうつ症状を発現するリスクを高めたという報告がある(脳の神経細胞がとても育つ時期ゆえ)。日本の幼児の睡眠時間も世界で一番短い。子どもが自分から起きてこなければ(起こさなきゃいけない)、睡眠不足があると判断する。最近の調査で、1歳半児の66%がICT機器を、50%がスマホを使用しているという気になるデータがある。
 普段の診療で、思春期のお子さんでなかなか眠れない、朝眠気が強く起きられない→朝元気がなかったり、頭痛や腹痛がある→学校を休みがち、という訴えが多くなっています。上記のように、寝る直前のスマホなどの利用、通塾に無理がないかを見直す必要があると思います。睡眠時間が短くても問題ない友達もいると思いますが、個人差があるので、自分が元気で過ごせる睡眠時間を見つけることが大切だと思います。又、小さいお子さんの就寝時間の遅さも気になっています。日本の子どもの睡眠時間は世界でも有数の短さとなっていることは大人の生活時間も関連していると思います。私達大人も、子どもの見本となるために、また自分自身の健康のためにも、スマホの利用時間、夜型生活の見直しをする必要があると考えます。

~感染症情報~   地域で流行している感染症をお知らせします 

〇RS、ヒトメタニューモウイルス感染症

流行が続いています。乳幼児のお子さんがぜーぜーがひどくなって、呼吸が苦しくなり、入院になった例が、最近でも数例見られています。小さいお子さんにとっては、コロナより怖いウイルスです。

〇手足口病、ヘルパンギーナ

こちらも流行が続いています。1歳前後のお子さんは、発疹が手足だけでなく、全身にみられることもあります。

〇新型コロナ

8月と比較するとほぼ半減しています。

お兄さんお姉さんにおすすめするワクチン 看護師より 

子宮頸がん(公費)

  子宮頸がんは子宮の入口部分(頸部)にできるがんで、20~30代の若い女性に増加傾向がみられています。子宮頸がんはワクチンで100%予防できるわけではありませんが、ワクチン接種と合わせて、早期発見と治療のために、定期的な子宮頸がん検診をおすすめしています。対象は小学校6年生~高校1年生の女性です。(予診票の送付は中学1年生から)

~キャッチアップ接種~

 現在、平成9年4月2日~平成18年4月1日生の方対象に令和4年4月~令和7年3月31日の3年間行っています(3回接種のうちの1,2回しか打ってない方も対象)。副作用の心配があると思いますが、自治体が配布するリーフレットや厚生労働省、みんパピ!(みんなで知ろうHPV)のHPを参考に接種をお願いします。質問があれば医師へ相談もできますので気軽にお声かけください♪

 

B型肝炎

 赤ちゃんだけでなく全ての年齢の人に推奨されるワクチンで、学校での集団感染ではもちろん、相手の選手と肉体的接触があるスポーツ(例えばサッカー、柔道、バスケットボール、ラグビー等)での感染の可能性もあります。血液や唾液、汗、涙などの体液を介して感染します。1歳以上は任意接種(実費)になります。B型肝炎とは、ウイルスが原因の肝炎の一つで、重症化すると肝硬変、肝臓がんを発症することがあります。

三種混合(百日せき・ジフテリア・破傷風)

 生後3か月頃に四種混合ワクチン(百日せき・ジフテリア・破傷風・不活化ポリオ)の公費接種があり、接種していても百日咳に対する予防効果は4~10年程で減弱してしまいます。11~12歳に定期接種として二種混合ワクチン接種がありますが、百日咳に対する免疫を維持するために、二種混合(DT)ワクチンの代わりに三種混合(DTP)ワクチンの任意接種(実費)をお勧めしています!百日咳とは、咳などの症状が数か月ほど長引き、感染力がとても強く、患者がワクチン未接種の同居家族に感染させる可能性は80~90%!1歳未満の乳児が百日咳にかかると、呼吸器不全に陥り呼吸停止など命に関わることがあり大変危険です。

 

 赤ちゃんの頃、頑張った予防接種。
 今一度、母子手帳の予防接種欄の確認を!

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