2021.7~8第64号
猛暑がやってきました、そしてオリンピックが開幕しました。オリンピックに出るような選手でも、熱中症で倒れてしまったケースもあるとか、テニスの選手が昼の試合はこの暑さの中では無理なので、開催時刻の変更を希望しているとか、、。思い返せば、コロナ禍になる前から、この暑い時期に東京で開催することに無理があると言われていました(やっぱり体育の日がある秋でしょ!!ラグビーのワールドカップもそうでした)。観客数制限したとしても、屋外での競技を観戦した観客の中からも熱中症になる人も出て、熱中症なのかコロナなのか??と混乱が生じていたのではと思います。コロナ禍が終息しても、今後、日本で夏に通常の形でのオリンピックの開催は無理なのでしょう。でも、学校連携観戦チケットでの子ども達の観戦は、させてあげたがった(涼しい屋内なら!)。やはり生で観た時の感動は違うし、選手たちにも小さい声援が届くと良かったのではと思います。
さて、暑い中でのマスク着用では、当然のことですが、熱中症のリスクが高まります。厚労省からも、「屋外で、人と2m以上離れている時はマスクをはずしましょう」という提言がでています(待合室にも掲示中)。人が密集していない屋外は、換気が充分されている空間であること、コロナウイルスの飛沫は離れていれば届かないこと、が理由です。混んでいない場所での歩行、遊び、運動、自転車に乗っている時は、マスクをはずしましょう。小さい子供が暑い中マスクをして歩いているのを見ると、大丈夫かなと心配です。マスク警察のような視線も気になりますが、大人が場所、場面に応じて、適宜、マスクをする、はずすという適切な見本を見せましょう。私も朝夜の自転車通勤の時、だらRunの時は外しています。暑い中でも、元気いっぱいに外遊びをして、色々な体験をすることは、子どもの発育にとても大切だと思います。コロナと暑さに負けないぞ!
~感染症情報~ 地域で流行している感染症をお伝えします
〇RSウイルス感染症 とても流行しています
1~2歳までは呼吸がぜーぜー、ひどくなる場合があり、呼吸困難がひどい場合は入院することもあります。咳込みが強い場合は早めに受診してください。3歳以降や大人では、軽い鼻かぜの症状で済みます。したがって、鼻水で行う迅速検査がありますが、ぜーぜーがない大きなお子さんの場合には検査しておりません。特効薬はなく、去痰剤や気管支拡張剤で症状をやわらげます。
〇ノロウイルス胃腸炎 保育園で一部流行しています
他のウイルス性胃腸炎より、嘔吐、下痢がひどくなる場合があります。白みがかった黄色~緑色の水のような便の場合が多いです。
※昨年度外出自粛により流行がなかった色々なウイルス感染症(上記のRS以外にも、夏風邪、ウイルス性胃腸炎)が、今年はとても多いようです。昨年度かからなかった人=免疫がない人が多いためと思われます。
~予防接種の持ち物チェックリスト 受付事務より~
忘れずにお願いします!
□診察券
□予防接種予診票
待ち時間を短くするためにも、あらかじめご記入の上お持ち下さい。保護者署名も忘れずにお願いします。
体温は、接種前に当院にて計測した数値を記入しますので、空欄で大丈夫です。
□ 母子手帳
ワクチン接種歴を漏れなく記録する大切なものです。海外などで予防接種を受けた方は接種証明書や履歴票などがあればお持ち下さい。
また、これまでの接種歴を確認させていただき、未接種で必要なワクチンがあれば進め方について説明いたします。
□ 健康保険証・医療証
接種後に急な受診が必要となった場合のために念のためお持ち下さい。
□任意接種の場合はお支払いがございます。現金でのご用意をお願いします。
~夏季休診のお知らせ~
8月16日(月)~8月24日(火)を夏季休診とさせていただきます。
ご迷惑をおかけ致しますが、ご理解の程よろしくお願い致します。
★お急ぎの方は下記をご利用ください。
東京都医療機関案内サービス「ひまわり」Tel 03-5272-0303
杏林大学医学部付属病院 Tel 0422-47-5511
武蔵野赤十字病院 Tel 0422-32-3111