2021.11第67号
食欲の秋~Part2~として、今回も食事について、今秋の学会での情報を基にお伝えします。
最近多い相談が、「離乳食を食べてくれない」「偏食がひどく、食べてくれる物が少ない」です。まず、離乳食を開始したが、食べ物を口に入れる前段階で困っていることも多く、口を開けない、吐き出す、スプーンを嫌がることがよくあります。食べない→口を開けさせたい→スプーンで是が非でも!!という気持ちが空回り→あげる側のイライラ⤴となってしまいますが、「自分で食べる」を大切にしましょう。生後5か月くらいから、赤ちゃんは手で物をつかんで、口に入れるようになります。その行動を生かしてあげましょう。つかみ食べさせると、汚されるのでやめてしまうケースもみられますが、散らかることは当然と諦め、椅子の下にレジャーシートを置いたりしてみましょう。とにかく、食べる意欲を消さないことが大事です。
それでは、食べる意欲がなさそうな子どもにはどうすれば?家族が美味しそうに何か口にしているぞという視覚、いい匂いがするな~という嗅覚、バリバリ、サクサク、美味しいねという音を聞く聴覚からの刺激も大切です。それには、まだ全部が家族と一緒の食事を食べられないとしても、一緒に食卓を囲む機会をつくりましょう。「自分だけ食べさせられている」状況は楽しくないものです。そして、吐き出しOKで、繰り返しあげていきましょう。最初、一気に口に入って吐き出しそうになっても、だんだんと慣れてきて、快適に食べられるようになることがわかると、食事の進みがスムーズになっていきます。
乳児だけでなく、幼児期のお子さんでも偏食がある場合は、同じような対応を試してみましょう。同じ食材でも、硬さや味付けを変えたり、親が美味しそうに食べてみたりしてみましょう。
巷の雑誌には、細かく、この食材は何グラムとか、蛋白質量は何グラムまでに制限しましょうとか、マニュアル的な記事が載っていることもありますが、気にしすぎはよくありません。
そうはいっても、上手くいかない、、という時は、参考資料がありますので、ご相談ください。
~感染症情報~ 地域で流行している感染症をお知らせします
〇溶連菌感染症
保育園~小学生まで、流行が増えいます。高熱になることはほとんどありませんので、熱がないから大丈夫とはいえません。
~お勧めの絵本~ 待合室にあるお勧めの本の紹介です
ねずみのでんしゃ
作・山下 明生 絵・いわむら かずお
明日から始まるねずみたちの“ちゅうがっこう”。ここでいうちゅうがっこうは人間界の保育園や幼稚園のこと。でも7つごたちは「いきたくなーい」。そこでお母さんはいいことを思いつきます。
14ひきシリーズが有名ないわむらかずおさんの作品。
幼稚園や保育園に行きたがらない子供たちや入園前のお子さまにおすすめの絵本です♪
にゃーご
作絵・宮西 達也
主人公は3匹の子ネズミ。まだ小さい3匹は、天敵であるねこの恐ろしさを知りません。先生の注意も聞かずに、遊びに出掛けたその時、目の前に大きなねこが「にゃーご」と現れました! 子ネズミの危機かと思いきや、恐れを知らない3匹は「いっしょに、ももを取りに行かない?」と、ねこをさそって…。
無邪気な子ネズミたちと優しいねこのユーモアあふれる、心温まるお話です。
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