子どもだけでなく、中学生や高校生にもワクチンで防げる病気があります。
充実した学生生活を安心して送るために予防しましょう!
三種混合《二種混合(ジフテリア・破傷風)》
二種混合ワクチンの代わりに、百日せきを含む三種混合ワクチンを
11~12歳には、定期接種でジフテリアと破傷風予防の二種混合ワクチンを接種することになっています。しかし、二種混合ワクチンには百日せきワクチンが含まれていないために、小学校高学年や中学生になると百日せきにかかりやすくなっています。百日せきを予防するために、二種混合ワクチンの代わりに三種混合ワクチンを任意接種で受けることも検討しましょう。ご希望の方は、窓口までご連絡をお願いいたします。(Web予約できません)【三種混合接種料金 5000円】
B型肝炎(肝臓がん、肝硬変)
どんな病気? オトナがかかるとどうなる?
B型肝炎には、B型肝炎ウイルスに感染して起こる病気です。急性肝炎と慢性肝炎があります。思春期以降の感染では、急性肝炎をおこし、50人に1人は重篤な劇症肝炎をおこします。慢性肝炎になると、肝硬変や肝臓がんを発症しやすくなります。3歳以下の子どもが感染すると、キャリアから慢性肝炎になりやすいため、2016年から0歳児がワクチンを定期接種で受けています。近年、思春期以降の感染でもキャリアになりやすい欧米型のB型肝炎が増えています。【B型肝炎9歳以下接種料金 5000円 10歳以上6000円】
子宮頸がん、HPV(ヒトパピローマウイルス)感染症
どんな病気? オトナがかかるとどうなる?
子宮頸がんは、性交渉によってHPV(ヒトパピローマウイルス)に感染し、持続感染することでがん化する病気です。日本での患者数は年間約1万人、20代後半から増加し40代以降は概ね横ばいになります。早期に発見されれば比較的治療しやすいといわれていますが、年間約3,000人が死亡しています。最近では、20代から30代の患者さんが増えています。
小学6年生~高校1年生までは、定期接種(無料)で受けることができます。しかし、お住いの市区町村からは案内が届きませんので、ご希望の場合は、お取り寄せ頂き窓口までご連絡をお願いいたします。(Web予約できません)