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2023.3第77号

[2023.03.16]

こどもの発育のために、大人からマスクを外していきましょう

政府が「マスク着用は個人の判断に」との方針を発表、密でない所では外していいですと。そもそも、今年の夏から、屋外や密ではない屋内では外してもいいということになっていたはず、なのに今更と思います。私は、子ども達のマスク着用は現在の感染状況では、どこでもほぼ無しでいいと思います。発達段階にある子どもにとって、マスクをしていることで、お互いの顔の表情を読み取れないことによるコミュニケーション不足が、コロナ禍の後遺症として問題だと思います。又、既に暑くなっている陽気の中、マスク着用での外遊びは熱中症の危険性が増すこと、マスクしないと外に出られないからと外遊びの機会が減ることによる運動不足、IT機器の長時間の利用による視力の低下も問題です。まずは大人が見本となり、花粉症や持病がある方、高齢者で心配な方、風邪症状がある方以外はマスクを外していきましょう。そうでないと、日本は将来、コミュニケーションが苦手な人が多い世の中になってしまうと思います。もちろん、今後の感染がまた増えたり、新しい株が出現し、重症化率が増えるようなら、着用は再検討が必要となりますが。マスクを外して、親子、お友達とどんどん会話して笑い合ったり、外で体を動かしたりしていきましょう。
 以上の考えのもと、当院でのマスク着用についても、コロナ禍前と同基準にしたいと思います。
・コロナ、コロナ濃厚接触者の方、インフルエンザ患者さんは着用できる年齢の方はお願いします。
・咳がひどい場合はお願いする場合もあります。
・発熱患者を診察する体制をとっているため、職員は基本的にはマスク着用ですが、暑い時、健康外来の時は随時、外します。
・感染症対策としてマスクより有効である換気(入口、窓の開放)は継続します。
医療機関ではマスク推奨とされていますが、当院は高齢者の方はあまり来院されないので、付き添いの大人の方も着用はしなくても大丈夫です。

~感染症情報~   地域で流行している感染症をお知らせします

〇ウイルス性胃腸炎  流行しています

 ノロ、ロタ以外のウイルスによる胃腸炎のようです。ひどいと嘔吐を繰り返し、軽い場合は下痢のみのことも多いです。胃腸炎はひどい場合以外は、発熱を伴うことはありません。また、ノロ、ロタでないからと感染しないということはないので、食事が普段通り取れる、嘔吐・下痢がなくなるまでは集団生活はお休みしましょう。

〇インフルエンザ

 A型が一部の保育園でみられていますが、少数です。乳幼児では他のウイルスによる鼻かぜ、学童以上ではのど風邪が主体です。
※コロナは、現在、ほぼ終息しているようです。
※気管支喘息があるお子さんは、季節の変わり目で気圧、気温の変化が激しいので、調子か悪くなる時期です。調子がよく、予防薬をやめていたが、乾いた咳がある場合は再開しておきましょう。

~絵本紹介  スタッフお勧めの本を紹介します


おいしいおと   ぶん 三宮麻由子  え ふくしまあきえ

 今日のごはんは何かな?春巻き、ウィンナ、わかめのみそ汁、レタスにプチトマト。春巻きを食べると、どんな音がするかな?ウィンナやレタスはどんな音?ある日の食卓のおいしそうな音が勢ぞろい。ちょっと変わった音で表現されています。どんな音?と想像しながら読み進めても楽しそうです。また、好きな食べ物の音を一緒に考えてみてもおもしろそうですね。

 

 

こんとあき   さく 林 明子

女の子の「あき」と、あきのおばあちゃんが作ったキツネのぬいぐるみ「こん」のストーリー。あきが成長するにつれて、こんは古くなり、とうとう腕がほころびてしまいました 。こんをおばあちゃんに直してもらうため、あきはこんと一緒に、電車でさきゅうまちのおばあちゃんの家へと向かいます。しかしその途中、電車で2人がはぐれたり、こんが犬に連れ去られたりと、次々と問題が…。そんな2人の冒険を描いた物語です 。

 

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