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2020.4第50号〈新型コロナウイルス特集Part2〉

[2020.04.13]

新型コロナウイルス感染症について Part 2 

<今、わかっていること>

1、子どもの症状について
 現時点での報告は中国からがほとんどですが、次のような特徴があります。
 ①主な症状は発熱と乾いた咳。大人と比べると発熱や咳のある割合は低く、ほとんどが軽症で自然によくなり、大人より軽い症状で済むことが多い。約半数に肺炎の所見がみられたが、重症化して人工呼吸器が必要になることはまれ。嘔吐・下痢の合併も少しあり。
 ②インフルエンザと比較した報告が一つありました。インフルより発熱、咳、のどの痛みがある症例は少なかったが、肺炎になる率はインフルより多かった。
2、検査について
 PCR検査は、濃厚接触者、集団感染が疑われる人、原因不明の肺炎や呼吸困難がひどい人に限られています。
3、治療法について
 色々な治療法が試されていますが、特効薬は大人と同様、見つかっていません。 
4、予防薬について
 BCGワクチンを接種しているとかかりにくいのでは??という情報が流れましたが、現時点では少数の施設から出た単なる仮説で研究段階です。研究を行っている当事者も効果はまだ科学的に立証されていないので、今、ワクチンを接種する必要はないとコメントしています。当院では乳児の定期接種以外にBCGワクチンを接種することは行っていません。


<今、やること>

耳タコですが、他の感染症と同じように、予防、そして感染を広げないためには以下のことをやるしかありません!コロナに特別ってことではないですし、子どもは今のところ、罹っても軽く済むようですが重症化することが0%ではない(重症化が0%の感染症はほとんどない)、そして自分は軽く済んでも他の人(特にお年寄りや病気を持っている人)が軽く済むとは限らないのです。大人もそうです。自分もかからないように、重症化する人を増やさないように、そして、流行がおさまり、みんなが自由に楽しく行動できるような未来が少しでも早く来るために、みんなで気をつけましょう!
1、三つの避けましょう
 いくらマスクをしていても、「換気の悪い閉空間」「大勢がいる集場所」「間近で会話する接場面」が重なる所には行かないようにしましょう。例えば、大人数での食事会、カラオケ、混雑しているスーパー、デパートでの買い物、です。そういう所でのマスクの効果は万全ではありません。お友達と会ったりする時は、外にする、お家の中なら少人数にして換気をしながら短時間、にしましょう。ご親戚と大人数で会うことも今は控えましょう。
2、帰ってきたら手洗いをしましょう
 もし、密な所へ行かなければいけなかった時は、とにかく帰ってきたら手洗いをしましょう。お店に置いてあるアルコール消毒だけで満足しないで、密な所に行った後は「石鹸でしっかり手洗い」が大切です。
3、免疫力をつけておきましょう
 特効薬がない感染症に対しては、自分の免疫力で戦うしかありません。「よく食べ」「よく動き」「よく寝る」という規則正しい生活をすることで、その免疫力がつきます。子どもの場合は、「よく動き」がないと「よく食べ」「よく寝る」につながりません。外出自粛といっても、公園で遊んだり、散歩したり、自転車に乗ったり、はO,Kです。大人も同じです。お子さんと一緒に運動し、食事、睡眠もしっかりとるようにしておきましょう。


<当院での対策>

前述したように、無症状や軽症が多いコロナ感染症なので、誰がかかっていてもおかしくない状況です。そこで当院では院内感染が起こらないように、以下の対策をとっています。
1、なるべく待合室が沢山の人で混雑しないように以前から順番予約制にしていますが、その予約枠に普段より間を空け、待合室にいる人数が少なくなるように設定しています。また、予防接種の予約人数も少なく設定しました。
2、慢性疾患(喘息、アトピー性皮膚炎、夜尿症など)で状態が落ち着いている方には、電話再診にてお薬を処方しています。詳しくはHPをご覧ください。
3、窓を開けて換気を常に行って診察しています。午前の診療終了後はすべての窓を全開にして換気を行っています。もちろん、普段から行っていますが、診察、処置ごとの手指消毒、おもちゃ、椅子などの消毒も徹底して行っています。


<来院時のお願い>よろしくお願いします!

1、咳がひどい場合、マスクを嫌がる小さなお子さん以外は着用をお願いします。
2、大人の方で発熱や咳がひどい場合は、隔離のお部屋をご案内していますので、受付時にお伝えください。また、大人の方でかかりつけ医がある場合は、まずはかかりつけ医へ電話でご相談ください。かかりつけ医がない方は当院で診察します。
3、大人でも、お子さんでも、既にコロナと診断されている方の濃厚接触者、海外から帰国後の健康観察対象者である場合は、まず地域の帰国者・接触者相談センター(平日・日中は多摩府中保健所042-362-2334)にご相談ください。

 

<最後に>

色々な情報が氾濫しているので、デマに惑わされないように、しかし、やるべきことをやっていきましょう。現在、確かな情報源として、私がお勧めできるのは、以下のHPです。
・日本小児科学会:Q&Aがわかりやすいです、参照してください(3/23更新)
・厚労省 ・日本環境感染学会 ・新型コロナウイルス感染症(COVID-19)WHO公式情報特設ページ(日本語版あります)


~感染症情報~

3月から引き続き、溶連菌感染症、ヒトメタニューモウイルス感染症が、少し流行しています。

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