2019.6第41号
[2019.06.14]梅雨入りして、涼しいかなと思いきや、じとじと蒸し暑かったりで、意外とこの時期、ご質問が多いのは、あせもです。まず、あせもができない子はいない、汗をかく→あせもができる、というのは元気な証拠ですので、あせもが全くできないように目指す必要はありません。あせもが少しできても、どんどん増えていかなければ、あまり気にする必要はありません。広がり、痒みが強い状態が続いたり、かきすぎてとびひになったりしたら、早めに受診しましょう。
そして、ひどいあせもにならないように、衣服の調節を適宜、行うことが大切です。子供たちは大人より暑がりで汗かきな場合がほとんどですので、基本的には着る服を大人より1枚少なくしましょう。寒がりのお母さんの場合には、自分より1枚少なくしても、お子さんが汗をかいているなら、さらにもう少し薄着にしてみましょう。小さいお子さんで、まだ散歩の時に抱っこが多いと、胸やお腹にあせもができていることが多いです。お父さん、お母さんも抱っこの後、自分の胸がじっとり汗ばんでいたらお子さんも同様です。お散歩から帰ってきたら早めに着替えたり、お風呂に入りましょう。そして、抱っこひもでずっと密着して抱っこ、おんぶをしていたら、あせもがひどくなることも多いので、必要なくなったら抱っこひもからお子さんを出してあげましょう。
それから、おむつは暑いです!おむつのギャザー部分だけでなく、中にも汗もができていることがよくあります。特に、1~2歳のおむつがまだ取れないけれど動きが活発になる年頃に多いです。この年齢になったら、もうロンパースの下着はやめましょう。おむつ+下着+ズボンによる重ね着により、汗だくになってしまいます。また、ズボンもスパッツ系の密着するものは避けましょう。もっと大きくなり、外遊び大好き年代は、汗まみれ+泥まみれのミックス状態で帰ってくることもしばしば!元気にたーくさん遊んできた証拠ですので、怒らずに(!)、お風呂に直行させて汗を早めに流しましょう。
~感染症情報~ 地域で流行している感染症をお知らせします
〇ウイルス性胃腸炎 全年齢で多くみられます
ほとんどがロタやノロ以外のウイルスによるものです。特効薬はなく、水分・食事管理が大切となります。
〇溶連菌感染症
のどの痛みが強いのが特徴で、熱はあったりなかったり、時には嘔吐することもあります。のどの検査でわかります。抗生剤を飲めば1~2日でよくなりますが、腎炎や心臓の合併症を起こさないために7~10日間の内服が必要です。
〇アデノウイルス感染症
のどが真っ赤になると高熱が5日前後続いたり、のどは大丈夫で高熱はないけれど、目やにや目の充血がひどいことがあります。特効薬はなく、目やにに対する目薬や解熱剤を処方します。
新米ママ・パパ
ぷちぷち育児相談会 開催!
参加者、募集中!
日時:7/2(火)14時30分~15時
場所:かえでこどもクリニック待合室
対象:6か月未満のお子さまと保護者 6組
お子様連れや授乳しながらの参加大歓迎です。
ご予約方法:直接クリニック受付窓口、またはお電話にてご予約ください。先着順とさせていただきます。☎0422-39-3306
内容:日々の育児でお困りのことはありませんか? 初めての子育ては不安がいっぱい。抱っこの仕方はこれでいいのかな?予防接種のスケジュールは?受診するタイミングがわからない!離乳食はいつから始めるの?など、その時々、心配事が変化し、悩みが尽きないのが子育てです。今回は、抱っこの仕方、日差しが強くなりご質問が多くなってきた日焼け止めの使い方、虫よけ剤の使い方、夏の服装について初めにお話しします。最後に質問時間を設けますので、どんな小さなことでも構いませんのでご相談ください。 担当:看護師