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2019.10.第44号

[2019.10.11]

8月に参加した外来小児科学会では、発達障害(昔で言うと自閉症)についての講演をいくつか聞いてきました。最近では発達障害への理解も一般的に広がっていますが、その理解の一助になるようなわかりやすい考え方の話が印象に残りましたので、ご紹介します。
 それは、発達障害の人は「認知する脳のタイプの少数派」という考え方です。物事のとらえ方(=認知)は個人差、文化・地域差、時代差があるのは当然だが、そのとらえ方が少数派ゆえ、多数派の社会では生きづらさにつながってしまう。左利きの人は右利きが多い社会では、右利き優先での機械や器具で不便さを感じる、ということと似ていると考えるとわかりやすい。発達障害の人の「その人らしさ」は障害ではなく、多数派社会で生きる上での生きづらさが生じて、初めて「障害」となる。そして、「苦手さ」を「強み」として生きて行けるようにしていくことが大切で、多数派の中で少数派が生きづらいことに対する支援、理解が必要になる。
 この考え方は発達障害のお子さんだけでなく、発達障害でない子ども達への理解にもつながると思いました。それぞれが持っている個性を変えるのではなく、受け入れ、個性を生かせるように見守り、時には助けるという気持ちで接していくことが大切、という考え方につながると思いました。

~感染症情報~  地域で流行している感染症をお知らせします

〇ウイルス性の咽頭炎

何のウイルスか確定できませんが、高熱とのどの痛みがある咽頭炎、いわゆるのどかぜが多くみられます。大きいお子さんでも高熱なので、インフルエンザの検査を行いますが陰性で、おそらく夏風邪のウイルスによるものと考えています。時々胃腸症状も合併しています。2~3日で熱は下がっているようです。

〇RSウイルス感染症   まだ流行しています

 小さいお子さんでは咳とぜーぜーがひどくなります。1歳くらいまでは呼吸が苦しくなり、食事、哺乳ができなくなり、入院することもあります。

※インフルエンザは、この地域ではまだ流行にまでいっていません。
※麻疹(はしか)が全国的に例年以上に増えてきています。定期の予防接種がまだのお子さんは早めに接種しておきましょう。

~ホームケアアドバイス~   看護師より

「手洗い」は、インフルエンザ予防の効果的な方法の一つです!(もちろん他の風邪の時でも効果があります!)

風邪やインフルエンザなどの感染症は「手」を介して体内に侵入することが多いと言われています。
 人は無意識に手を自分の鼻や口のまわりに持っていく癖があります。そして、日常生活の中で、人は手を使うことがとても多いので、電気のスイッチやドアノブ、電車のつり革や階段の手すりなど、不特定多数の人が触る様々な場所にウィルスが付着することになります。そういった場所を触った手で、自分の目や鼻、口を触ったり、食事をしたりすることで、ウィルスが体内に侵入してくるのです。
 インフルエンザシーズンは体の抵抗力を高めるために十分な休養とバランスのとれた栄養摂取を心がけて、不必要な人混みへの外出を避け、さらに「手洗い」を行うことが効果的な予防方法になってきます。

これは間違った手洗いです!

・水やお湯で軽くすすぐだけで終わってしまったり、石鹸を使用しても数秒で流してしまう
 ⇒ 菌やウィルスは水やお湯だけでは落とせません。石鹸を使用してもしっかりと洗い残しがないように洗わないと効果が半減してしまいます。
・手のひらだけ念入りに洗う
 ⇒ 指先、指の間、爪の間などにウィルスが残っているのでしっかり洗わないと効果がありません。

手洗い

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