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2018.12第35号

[2018.12.17]

前回に引き続き、日本小児感染症学会で得た情報をお伝えします。(緑字は小口の追加コメントです)

1、見逃されそうな小児の感染症  

①百日咳  
・14~49%が不顕性感染で気づいていないことが多い
(不顕性感染とは?→症状が軽いので、本人は罹ったという自覚がない状態)  

・今年度初めから流行がみられているが、報告例の年齢のピークは7歳、その次に多いのが0歳(特に6か月未満)。40歳前後にも小さいピークがある(38~43歳はワクチンの定期接種が中止された年齢)
→3種混合、4種混合の予防接種の効果が減少している兄弟や、ワクチン接種していない世代、子育て世代から、ワクチン接種前の乳児に感染している例が多い。  

②インフルエンザ
・これも不顕性感染者は多い。普通の風邪と思っていることあり。それでも、A型の一部の型では、ウイルス量は症状がしっかりある人と同程度のことあり。

③ノロ
 ・症状がある人、不顕性感染者とで、ウイルス量変わらず、健康な小児でも流行期には30~40%に便からウイルス検出あり。  
・嘔吐、下痢の症状がひどければ周囲への感染拡大が増加。

 
2、小児の結核とBCGワクチン

・日本はまだ患者数がとても少ないとはいえない(中蔓延国)。アジアは高蔓延国。  
・BCGワクチンの定期接種の継続で接種率があがり、子どもの結核は少なくなっている。  
・成人例は都市部、アジアからの転入例に多い。  
・子どもは50%が父母、25%が祖父母から感染している。  
・0歳乳児では感染後、結核を発症するまでの速度が速いし、重症化するので要注意。  
・今後、海外からの転入者の増加により、患者数増えるだろう。

以上のように、大人は軽く罹って、自覚がない状況(=不顕性感染者)でも、子どもは重症化する可能性があるということです(上記の感染症以外でも)。大人は軽い風邪かなと考え、外出しています。これから年末年始、インフルエンザの流行が始まったら、特に小さいお子さんは人混みを連れまわすのはできるだけ避けましょう。そして、みんなが、外出後の手洗いとワクチンがあるものは予防接種をしておくということが大切ということです。

~感染症情報~  地域で流行している感染症をお知らせします

〇ウイルス性胃腸炎

ノロやロタではない他のウイルスによる胃腸炎の流行が続いています。ノロやロタでないから大丈夫、軽く済む、感染しない、ということではありません。時には、嘔吐が止まらず入院することも、お子さんから親御さんにうつってしまうこともあります。水のような下痢があるとき、食事が半分もとれていない時は本人もつらいですし、お友達にうつしてしまう可能性があるので、登園・登校はやめて自宅で水分・食事管理を行いましょう。

 ※インフルエンザはまだ流行していません。
 

~事務より~

・胃腸炎が流行しています。安心してお待ちいただくために、吐き気がある方、嘔吐の症状がある方は、嘔吐受け等をお渡しいたしますので、受付窓口までお声かけください。嘔吐や下痢で衣服が汚れてしまった場合は、貸出用の衣類もご準備しておりますのでお気軽にご相談ください。

・最近多いお問い合わせ 「こんな症状があるけれど今日は注射できますか?」とご連絡を頂きます。インフルエンザの予防接種に限らず、予防接種を受けられない症状は主に以下の通りです。
①前日または当日に37.5℃以上の発熱があった(ある)。
②咳で夜時々起きてしまう、咳で吐いてしまっている、咳で苦しそう。(鼻水があっても咳があまりなければ接種できます)
③下痢が多い、 水のような下痢がある。
④吐いている。
⑤元気がなく、食事がほとんど取れていない。

予防接種ができるかどうかは、注射前の診察で医師が判断しますが、上記の症状以外にもお子様の体調に不安がある際は、予約の変更をお勧めいたします。 上記の②~⑤のような場合には、早めの診察をお勧めします。

 

~年末年始休診のお知らせ~

12/29(土)~1/3(木)までお休みとさせていただきます。

お急ぎの方は、三鷹市休日診療所(三鷹市医師会館) 、武蔵野赤十字病院、杏林大学医学部付属病院をご利用ください。

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