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2017.11 第23号

[2017.11.10]

先日、土曜日を休診にさせていただき、日本小児感染症学会に参加してきました(臨時休診でご迷惑おかけしました)。そこで学んだ最新の感染症に関わる話題をいくつかご紹介します。(→以降は院長からの補足コメントです)

 1、インフルエンザ  

 ①ワクチン不足が騒がれているが、去年の接種した量と同程度は確保できる見込みで極端に不足ではない予想。例年、流通する量は実際接種する量より多めになっているが、今年はその余裕はあまりないとのこと。したがって、1回接種で予防効果が見込まれる方は1回接種でお願いしたい。 →日本では13歳以上は1回接種となっていますが、世界では9歳以上は1回接種でO,Kが主流になっているので、当院では9歳以上は1回としています。なお、当院での予防接種の予約枠が一杯になったため、予約は終了とさせていただきました。申し訳ございません。   
  ②抗ウイルス剤の効果はタミフル、リレンザ、イナビルで差はない。今のところ、抗ウイルス剤が効かないインフルエンザウイルスは出てきていない。 抗ウイルス剤使用で、A型でみられる長い発熱がある例は減ったが、B型は効果が悪く、回復期でもウイルスが残っている例が多い。
 ③迅速検査は、A型では発熱後12時間で大半は陽性になるが、B型では発熱後1日経っても半数が陽性のみ(ウイルスがだらだら増えるため)。 →発熱すぐですと、検査で感知できる充分なウイルス量がないことから陽性にならないことが多いのです。発熱後、半日以上~1日経ってからの検査をお勧めします。 

2、上気道炎(のどのウイルス性の風邪)に対する抗生剤の投与について

のど風邪(ウイルス性)の回復期には黄緑色の痰、鼻水がみられることが多いが、細菌はいないことが多いので、抗生剤は必要ない。抗生剤は肺炎、髄膜炎を予防する効果はないので、念のために抗生剤を飲んでおく必要はない。必要がない抗生剤の使用により、抗生剤が効かない耐性菌が増えてきてしまうので、適正に使用することが大切。 →もちろん、最初はのどだけであったのが、こじれて気管支炎、肺炎、中耳炎になることはありますので、症状に変化があった場合(咳がひどくなった、耳を気にする、元気がなくなったなど)は、その都度、来院していただき、悪くなっている所はないか診察し、必要に応じて検査(レントゲン、血液検査など)を行い、抗生剤が必要なものかどうか(細菌性かマイコプラズマか,など)判断します。なお、溶連菌によるのど風邪、急性期の中耳炎には抗生剤をしっかり飲む必要があります。

~感染症情報~   地域で流行している感染症をお知らせします

〇溶連菌感染症  少し増えています

 小学生のお子さんで少し流行しています。のどが痛いのですが、熱は出たり出なかったり。時には結構、ぐったりしたり、吐いたりすることも。また、痒みがある発疹がでることもあります。

 〇アデノウイルス感染症 一部の幼稚園で流行しています

 夏に流行ることが多いので、プール熱と昔から言われていますが、1年中みられる感染症です。幼児では高熱がでることが多く、5日前後、高熱が続くこともよくあります。小学生以上は高熱になることは少ないですが、のどの痛みは強いです。時には、目やに、目の充血だけのこともあります。のどの迅速検査がありますが、インフルエンザや溶連菌の検査と比べると感度が低く、実際、ウイルスがいても陽性になる確率は低めです。特効薬はありません。 

 ※インフルエンザは一時、一部の幼稚園で小流行がありましたが、その後、広がらず、最近は流行までいっていない状況です。

 

患者満足度アンケートのご協力をお願い致します~

当院では、患者様の率直な声をお聞きして、よりよいクリニックをつくるため、年に1度アンケートを実施しております。患者様から選ばれ、お役にたてる医療機関になるために、アンケートの結果は、真摯に受け止め、患者様のご期待にそえるよう適切に対応してまいります。

今回の調査はweb(パソコン、スマホ)によるアンケートとなります。お手数ではありますが、ご協力の程お願い申し上げます。

~臨時休診日のお知らせ~  

11/10(金)、17(金)の午後の一般診療は、インフルエンザの臨時接種日のため、休診とさせていただきます。なるべく、多くの方に予防接種を行いたいために設けた日程です。ご迷惑をおかけしますが、ご理解のほどよろしくお願いいたします。

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