2026.4第95号
まず、お詫びです。かえで便りは隔月発行なのですが、3月は年度末で色々忙しく、発行できませんでした。
さて、最近、気になっているのは3月からちょこちょこ報告がある麻疹(はしか)の患者報告です。下のグラフのように、ここ最近はほとんど報告がなかったのですが、昨年~今年にかけて増加しています。そして、最近の特徴は、海外で感染した患者さんより、国内で感染した人が6割を占めているということです。2019年(濃い赤線)は海外で感染した方がほとんどだったので、現在は、国内でも、いつ感染してもおかしくないということになります。感染経路はよくわかっていません。今のところ、小さいお子さんの報告は少なく、主に15歳~40代の方が多いです。活動範囲が広い年齢層ということでしょうか?報告数のうち、予防接種をしていない、または1回のみ接種、予防接種歴不明の方が7割を占めています。又、最近の子供たちのMR(麻疹風疹)ワクチンの接種率が低下していることにより、感染が広がらないか心配されています。麻疹が流行しないためには、95%以上の人が免疫を持っていることが必要なのですが、2024年度のMRワクチンの接種率は1期(1歳代)、2期(年長)とも92%前後となっています(2020年度は94~98%)。麻疹は特効薬もなく、どの年齢でも重症になりえます。10人に3人が合併症を伴い、肺炎、脳炎になることもあります。感染力も非常に強く、新型コロナの5倍ほどで、又、空気感染するので同じ部屋にいるだけでうつってしまいます。マスク、手洗いのみでは防げません。ぜひ、予防接種の対象年齢になったら、ワクチンを早めに接種しましょう。又、対象年齢を過ぎてしまい、2回接種を終えてない人も、三鷹市、武蔵野市では18歳まで、調布市では7歳半未満まで無料で接種をできますので、接種しましょう。
~感染症情報~ 地域で流行している感染症をお知らせします
〇ヒトメタニューモウィルス感染症
大人では普通の鼻かぜですが、乳幼児では咳、ぜーぜーが強くなり、発熱を伴うこともあります。特効薬はありません。咳がひどく夜眠れない、食事がとれない時は早めの受診をお願いします。
※感染症ではありませんが、喘息のお子さんは季節の変わり目で温度差、気圧差がある最近、調子が悪いことがよくあります。しばらく調子が良くて薬を使用していなかったお子さんでも咳が多い時は受診しましょう。
~絵本紹介 スタッフお勧めの絵本を紹介します~
ママは、お料理が終わるとスマホ、赤ちゃんをあやした後もスマホ、テレビを見た後もスマホ……。いつもスマホばかり。「ママ、もっとボクのこと見て!」カンタロウ君がしたこととは…。
シンガポールの小学生の作文『スマホになりたい』を元に、人気絵本作家が描く、わが子をぎゅっと抱きしめたくなる、ちょっぴり切なくて、あたたかい絵本です。
子育てに家事に仕事…。毎日とても忙しいですよね。一息いれようとスマホを見てると、もうこんな時間! あれ、子どもは…、なんてことはありませんか?息抜きはとても大切。でも少しだけスマホを置いて子どもの顔を見てみましょう。きっとキラキラな笑顔を見せてくれます。
♪小口より追記♪:親子でお散歩中も、大人がスマホを見ながらの光景によく出会います。お子さんが何に興味を持っているのか、こんなことできるようになったんだなどを見て、お子さんの気持ちに共感する機会を失うこととなり、もったいないと思います。お父さん、お母さんが自分のことを見てくれる、自分の気持ちをわかってくれるという気持ちがお子さんの自己肯定感を育て、心の発達につながります。ネット上の動画は再生できますが、お子さんの一瞬、一瞬は再生できないのですから、、。
世界中を飛び回って、くたくたのピーマンマン。のんびりおふろにはいっていたら、かぜひきキンがやってきて、ピーマンマントを盗んでいった。濡れた身体のピーマンマンは、風邪を引いてしまった。そのうえ、マントは取り戻せないで、さあ、こまった。その間、バイキンたちはおおあばれ。やさいたちはみんな風邪を引いてしまう。はたしてピーマンマンは元気になってマントを取りかえせるのか。
