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2025.5第90号

[2025.05.15]

 睡眠について

 赤ちゃんの頃の睡眠は月齢により変化し、もちろん大人とは違うので、ご質問は多いので、今回は乳児期の睡眠についてです。

 まず3か月頃までは、まだ夜長く寝るというリズムは出来ておらず、昼も夜も授乳後、ちょっと寝たらすぐ起きる、の繰り返しで、昼夜とも長く寝ることはほとんどありません。なので、親は寝不足になってしまい、とても辛い時期です。混合栄養のお子さんの場合は、お父さんが夜中のミルクをあげてくださると助かります!(強制的)。昼も、赤ちゃんが寝ている時、眠かったら一緒に昼寝しちゃいましょう。

 4〜5か月頃、授乳(哺乳)、昼寝、夜の睡眠のスケジュールを毎日できるだけ同じにすると、だんだんと夜に長く眠れるようになりますし、決められたスケジュールで過ごすと赤ちゃんも安心します。お散歩(外気浴)をすると、赤ちゃんの感覚を刺激し、周囲の気温変化に適応するなどの効果があります。また決まった時間に外気浴をすることで生活リズムが作られ、大人にとってもよい気分転換になります。

うとうと眠りかけているタイミングでお布団に横にして、優しく話しかけたり、とんとんしたりしながら寝かせてみましょう。こうすると、赤ちゃん自身が「自分で眠る」ことを学ぶことができると言われています。

 9ヶ月頃になると、それまで夜通し眠れていた子でも夜中に起きるようになることがあります(いわゆる夜泣きです)。この頃は体力も増えてきているけれど、まだその体力を使い切るほど運動するわけではないので、力が有り余っているお子さんもいるので、なおさらバタンキューで寝なくなることもあります。毎日決まった行動(薄暗くして子守歌を歌う、一緒に本を読む、など)をしましょう。良い眠りの妨げとなるので、メディア(テレビ、動画、タブレット)は避けましょう。寝る前には脳からメラトニンという睡眠を誘ってくれるホルモンがたくさん分泌され、自然な睡眠へと誘導され朝まで起きないような仕組みになっています。寝る直前まで動画を見ていると眼に光が入って、光によってメラトニンの分泌が抑制され、その結果、寝つきが悪い、夜中に目が覚めるといったことが起きてきます。このことは、全年齢の子ども達、大人にも共通していえることです。大人も(大きいお子さんも)寝る直前までスマホをいじっているのはやめましょう。

 睡眠は個人差がありますので、上記のように上手くリズムができない場合もよくあります。ちなみにうちの息子は、3か月頃まで、どんだけ授乳してもなかなか寝ない、しかもちょっとしか寝ない、とーっても睡眠不足、疲れました。友人の同じ月齢の女の子は飲むとすぐ寝るのでとてもうらやましかったです。そんな時、近所の八百屋さんに散歩がてら買い物に行った時、八百屋のおばさんに悩みを打ち明けたら、「あとちょっとしたら寝るようになるから、今は辛抱よ〜」と言われて、そっか〜と思い、諦めました。1か月程経った4か月頃より、予言通り、まとまって寝てくれるようになりました。イライラしますが、誰にでも相談して(愚痴を言って)、気分転換して乗り切りましょう。近所の先輩お父さん、お母さんも赤ちゃんのことで困っているような方がいれば、気軽に声をかけてあげてみてくださいね♪


~感染症情報~ 
  地域で流行している感染症をお知らせします

◯ウイルス性胃腸炎

全年齢に流行しています。ノロ、ロタ以外のウイルスのようです。

◯溶連菌感染症

また、少し増えています。熱はあったり、なかったり、のどの痛みが特徴ですが、最近、細かいかゆみを伴う発疹を伴う例も多いです。抗生剤を長めに飲むことが必要です。
※インフルエンザの流行は終わっています。コロナもほとんど見られません。

〜事務からのお願い〜

◯お引越しの予定が決まったら

 喘息、便秘、湿疹などで専門外来を受診されている方には、現在の治療内容についての『紹介状』を作成できます。
 紹介状がない場合、引っ越し先のクリニックで病状を一から説明しなければならなかったり、治療方針が急に変更されて戸惑うこともあります。引越しの際は何かと忙しく、つい忘れがちですが、引越し後に慌てないためにも、病院の引き継ぎをしておくことをお勧めします。
 紹介状は1週間ほどお時間をいただければ作成可能です。定期的に受診されている方は、受診時にお気軽にお申し出ください。
 ※また、お忘れ物や急なお知らせなどでご連絡させていただく場合がございます。住所や電話番号に変更があった際は、必ず受付までお知らせください。

〇院内のお忘れ物・落とし物について

吹く風もさわやかな心地よい季節となりましたが、この時期は天気が急変する日も多く、上着や傘のお忘れ物が増えてきます。当院では入口靴箱の上に『お忘れ物のお知らせ』を掲示しておりますので、お心当たりのある方は受付までお申し出ください。記名がされているもの、持ち主が特定できる情報がある場合は、当院より早急に連絡をいたします。
 
院内でのお忘れ物・落とし物は一定期間の保管(概ね3か月)をいたしますが、保管期間内に持ち主が現れなかった場合は処分させていただきます。
 
長期保存が困難なもの(飲食物、衛生上不適切なもの)については判断の上、早めに処分いたします。貴重品類は保管期間に関わらず警察署に届け出ることがございます。お席の移動やお帰りの際は、忘れ物・落とし物に十分にご注意ください。

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