もうすぐ新年度。入園、入学以外でもクラス替え、担任の先生が変わるなど環境の変化があるお子さんの方が多いと思います。そして、こういう時期に原因不明の体調不良（頭痛、腹痛、だるい、なんとなく元気がないなど）を訴えるお子さんもいます。その症状に心理社会的な要因がゼロということはなく、下の図のモデル（生物・心理・社会モデル）のように、色々な要因が重なって症状が出てくると考えます。例えば、大人でも元々、お腹が弱い人が気持ち的に弱っている時に職場の環境が変わったら、下痢にまでなってしまう。同じお腹が弱い人でもあまり動じない人や職場以外での気分転換が上手にできれば下痢にまでならないという感じです。クラス替えがあり活発な子が多いクラスになった時（社会的に変わっても）、特に変わりなく登校できる子もいれば、感覚過敏（生物学的な特徴）があり、おとなしい子（心理的な特徴）では疲れやすくなるということもありえます。また生物的に強い子（今まで元気いっぱい）でも、環境変化が色々あると（学校の変化に加えて、習い事、引越し）、症状がでてしまう可能性もあります。「あの子は同じ環境で頑張っているのに、なんであなたはできないの？」とか「今まで頑張れたのに」とかは決めつけないようにしましょう。弱ってしまった時に回復するには、まずは睡眠・食事・楽しい活動など生物学的に安定させてあげることが大切になります。そのうえで心理的、社会的な要素を見直していきます。子どもも大人も季節の変わり目、気持ちも体も対応するのにちょっと疲れてしまう時期です。時には、ぽかぽかの外に出て、ゆっくり深呼吸してみませんか？

～感染症情報～　　　地域で流行している感染症をお知らせします

〇ウイルス性胃腸炎

　色々なウイルスの胃腸炎が流行しています。インフルエンザより流行しています。一部、ロタウイルスもみられます。赤ちゃんの時にロタウイルスワクチンの接種をしているお子さんでも小学生頃になると効果が薄れて、発症しているのかもしれません。胃腸炎には特効薬はなく、嘔吐・下痢によって失われた水分・塩分・糖分補給をイオン飲料で補うことが大切です。

〇インフルエンザ

一部の小学校などで流行していますが、地域全体としては少ないです。

 

～お勧めの絵本～　　スタッフお勧めです♪

「ともだちや」　　　

内田麟太郎　作　/　降矢なな　絵

主人公のキツネはある日、「ともだちや」を始めることを思い付きます。「えー、ともだちやです。ともだちはいりませんか。さびしいひとはいませんか。ともだち　いちじかん　ひゃくえん」と、キツネはのぼりを振って呼び掛けます。
    声を掛けてきたのはクマ。お代はもらえましたが、苦手ないちごを食べ、おなかはしくしく痛みます…。

    今度はオオカミから声を掛けられました。頼まれたのはトランプの相手。そしてトランプが終わると、オオカミにお代を払ってほしいと伝えました。すると、オオカミは「ともだちからかねをとるのか。それがほんとうのともだちか」とすごい形相で怒り出します。
 このあと、キツネはどうなったでしょう？友だちづくりの大切さを伝えられる１冊です。

「バスがきました」　　

三浦太郎　さく・え

いろんな形をしたバス停がありました。しっぽがチョロンとでているバス停。そこには……チューチューねずみさんのバスがきました！楽しそうにお喋りしているねずみさんが乗っています。
　次は長いみみがついているバス停、そこにはどんなバスがくるかな？かっこいい2階建てバスも登場します！
　次のバス停はどんな形？どんなバスが来る？と想像しながら読むのも楽しそうです。子どもの大好きな動物がでてくる絵本です。

 

～事務からのご連絡～

 

 

小学校・中学校・高校へご入学される方は、令和7年4月より医療証が新しく発行されます。3月中旬頃までにお手元に届きますので、有効期限が4月1日から令和7年9月30日までの医療証をお持ちください。新しい医療証をお忘れの場合は、窓口負担金をお支払いただき、後日清算となりますのでご了承ください。
※お手元にまだ医療証が届いていない方は、お住いの市町村へお問い合わせください。
子は小学生、中学生、青は高校生等が対象となります。