メニュー

2025.1第88号

[2025.01.17]

今年もよろしくお願いします

コロナ禍に低下していた色々な感染症に対する免疫力の回復にはまだまだ時間がかかりそうで、今年もまだまだ感染症の流行は続くことが予想されます。スタッフ一同、食事・睡眠をしっかり取って、頑張ってまいりますので、宜しくお願いいたします。年末に休日診療所の当番だったのですが、開設以来一番多い患者さんが来院され大変でしたが、12時間寝て乗り切りました!!

今回は離乳食に関するお話です。最近、離乳食の開始、進みが遅いお子さんが少し多い気がします。離乳食は5か月くらいになり、大人の食べるのを見て口をモグモグする、抱っこすれば座れる状態になっていれば開始するのが基本です。開始を遅らせすぎると、母乳・ミルク以外の味に慣れるのに時間がかかり、なかなか進まなくなってしまうことがよくあります。動きが活発になってくると体重の増加が悪くなり、発達の遅れにつながったり、体重は増えていても母乳・ミルクだけでは貧血になることもあります。また、食物アレルギーを気にして遅らせるということは、今はお勧めしていません。アレルギーの3大原因である卵、乳製品、小麦についても、少しずつから始めて慣らしていった方がアレルギーになりにくいという結果がでています。ただ、湿疹がある場合は注意が必要です。荒れたお肌=バリア機能が落ちているお肌から食物が入り、アレルギー反応を起こしやすい状態となり、その後、その食品を食べてアレルギー反応がでるという仕組み(経皮感作)があります。食事始めてないのにお肌(主に顔)から食物が入るの?と疑問を持たれる方もいますが、一般家庭のほこりを調べると、ほこりの中に色々な食材のかけらが混じっている調査結果があり、抱っこする人もいろいろな食べ物を食べているので、いくら清潔にしていても赤ちゃんのお肌に全く食材を触れさせないということは不可能です。したがって、湿疹のある赤ちゃんは経皮感作を防ぐため、保湿剤を使用して皮膚のバリア機能を整えておきましょう。市販の保湿剤を使用してもよくならない時は受診し、保湿剤やステロイド軟膏を使用しましょう。経皮感作を予防→食物アレルギーを予防する、ということです。ご家族にアトピー性皮膚炎や食物アレルギーの方がいて、赤ちゃんの湿疹が気になるという方は早めにご相談ください。予防接種の時間帯に同時に処方もできますが、詳しくスキンケア、軟膏の塗り方についてお伝えしたいので、湿疹がひどい時はできましたら診察時間に予約を取っていただければと思います。予約が取りにくい場合はお電話をください。

~感染症情報~   地域で流行している感染症をお知らせします

○インフルエンザ

年末年始からとても流行しましたが、今は少し落ち着いています。迅速検査は発熱後、すぐでは正確な結果が出ないことが多いですので、とってもぐったりでなければ1日経ってからの検査をお勧めします。

○マイコプラズマ感染症

だいぶ減ってきましたが、小学生を中心に少し見られます。

○リンゴ病

まだ流行しています。

〜看護部より〜 看護部より冬の服装についてお伝えします!

【洋服の枚数の目安(夏はさらに薄着でもよし)】

新生児のころ 大人+1枚(短肌着+長肌着+カバーオール)
生後1か月までは、体温調節がうまくできないので「大人より1枚多く」が基本。布団など、かける物も1枚と考えます。

生後1か月以降 大人と同じ(短肌着+カバーオール)
手足の動きがだんだん活発になってくるので大人と同じ枚数で大丈夫!

生後4か月以降 大人より1枚少なくするか同じ枚数で
肌着(半袖or袖なし)+長袖(カバーオールやカットソー)で大丈夫!
長袖肌着はいりません。

※汗をかいていたら暑い証拠ですので、1枚減らしましょう。冬でも着せすぎで汗もになります。ちなみに…歩き始めたらロンパースはやめましょう!おむつ+ロンパース肌着+タイツやズボンではオムツの中が蒸れてオムツかぶれの原因になります。

【寝る時】上記と同じ服装で。冬も夏もスリーパーは不要です!
寝相が悪いので布団をかけませんが、スリーパーを着せることでお肌のトラブルが起こりやすくなります。寒ければ自分から布団の中に戻ってきます。

【外出時】インナーの重ね着は汗をかいた時に脱がせにくいので、上着で調整しましょう。体にフィットしているものより、サイズにゆとりがあるものを重ねると、体と服、服と服の間に空気の層ができ保温効果が増します。

【素材】綿(コットン)が主体の製品を選びましょう!以下の3点はおすすめしない素材です
・ヒートテック:
水分を熱に変換させ体を温めてくれますが、逆に体温が上がり過ぎてしまいます。また、密着することで痒みが出ることもあります。
・ウール:
チクチク刺激を与えてしまいます。
・フリース:
静電気が起きやすく、お肌を傷つけてしまいます。

【最後に】冬は乾燥していて肌荒れしやすい季節です。そこにチクチクした素材の物が合わさるとお肌はさらに荒れやすくなります。洋服売り場にはふわふわの寝巻や洋服がほとんどですが、モコモコふわふわが着たければ、上着で調整しましょう!
 また、温まるからと言って熱いお風呂(40度以上)に長湯したり、入浴剤(バスボール)を使用するのは、かえって肌トラブルに繋がることがあるので、肌に合わないと思ったら使用を中止しましょう。

HOME

ブログカレンダー

2025年2月
« 1月    
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
2425262728  
▲ ページのトップに戻る

Close

HOME