2024.1第82号
本年もよろしくお願いいたします
昨年1月号のかえで便りに何を書いていたかな?と思い、見てみると「コロナ以外の発熱の患者さんが多いです」とありました。そして、今はその頃から継続して、次から次へと様々な感染症の爆発的な流行が続いている状況です。このような状態は小児科医をやってきて、今まで経験したことがありません。子ども達は免疫力が大人より弱いので、感染症が流行するのは当たり前なのですが、季節毎に流行する感染症はだいたい決まっていて、インフルエンザは年末〜2、3月、溶連菌感染症は春先、アデノウイルスは夏が主に流行の時期でした。それが、今年度は皆さん、ご存知のようにインフルエンザ、溶連菌、アデノウイルスが共に秋から、一緒くたになっています。又、通常ならあまり流行せず、また重症化することも少ない、有名でなかったウイルスも時々、流行し、一部の患者さんは重症化し入院される方もいます(パラインフルエンザ、ライノウイルスなど)。したがって、最近、皆さんから「以前はこんなに熱を繰り返す子じゃなかったのに、最近、よく熱を出すので心配」という声がよく聞かれます。が、熱がない合間は元気であれば心配ないことが多いです。また、高熱でもすぐは、目立った所見がないことが多く、又、インフルなどの迅速検査の結果も不確かなので、「食う、寝る、遊ぶ」がまずまずできていれば、お家で少し様子を見ていただればと思います。インフルエンザの抗ウイルス剤は発熱後二日以上経つと効果が少なくなるのですが、高熱でも発熱後、半日では陽性にならないことがほとんどです。発熱患者さんが多いので、診察予約がすぐに埋まってしまい、予約が取れないことでご迷惑をおかけしておりますが、すぐの受診が必要かどうか、受付にお電話いただければ看護師が対応し、判断させていただきます。また、ホームケアのアドバイスをお伝えしますので、ご協力の程、よろしくお願いいたします。
~感染症情報~ 地域で流行している感染症をお知らせします
インフルエンザA型、溶連菌感染症、アデノウイルス感染症(咽頭結膜熱、プール熱、はやり目)は昨年末より、引き続き、やや多く見られています。これから、集団生活が再開するゆえ、また増加すると考えます。
ウイルス性胃腸炎が増えています。ノロウイルスは少なく、他のウイルスによるもののようです。
年明け後、大人でコロナウイルスが少し増加しています。また、インフルエンザB型も少数ですがでています。例年、B型は2〜3月に流行が始まることが多いので、今年は早くも流行するかもしれません。
~救急車を呼ぶ目安~ 看護師より
下記のような時は救急車を呼びましょう!
けいれん 声掛けにも反応せずに身体や手足が本人の意思と反して
動いている状態(けいれん)が、5分以上続いている
意識 声をかけたり、身体をゆすったりしてもぐったりとして反応が無い、又は鈍い
頭 頭を強くぶつけて、出血が止まらず、意識がない
顔 唇の色が紫色、顔色や全身が真っ青
呼吸 息が苦しそうでしゃべれない 息をしておらず顔が青白い
お腹 激しいおなかの痛みで動けずにぐったりとしている
誤飲 物をつまらせて息ができない
または飲み込んだものが以下の場合
タバコが溶け出した水、除草剤、殺虫剤、トイレ用洗剤、酸、アルカリ、灯油
やけど 顔や腕一本分(本人)の範囲のやけど
じんましん 全身にボコボコ発疹が出て息苦しそう、顔色が悪い、ハチに多数箇所刺された
事故 お風呂で溺れてぐったりしている
※病院?救急車?迷ったら・・・
当院がやっている時間であればいつでもお電話ください。
当院が休診or夜間帯でしたら下記に一度ご相談を。
東京消防庁救急相談センター(24時間年中無休)☎#7119
〜スタッフの今年の抱負〜
プライベートな。大人になる程、1年はあっという間ですね、、。
運動不足解消のため、積極的に体を動かして健康的な生活を送る!
(事務・星住)
介護について少しずつ知識を得て、必要なスキルを身につけたいです。趣味のゴルフをする時間も、出来れば継続して楽しみたい!(事務・鈴木)
新しい趣味をみつけ、最低でも3ヶ月は続けてみる(看護師・田村)
昨年に引き続き、ママさんバレーを継続する!!(事務・飛彈)
今年は年女で本厄なので、厳かに1年を過ごす。お肌のケア(美)を意識する。(看護師・小堀)
持ち越し案件、今年こそ!(看護師・小山)
徳を積む(事務・小柳)
気持ち良く、ハーフ走る&ピアノ1曲!(院長・小口)